ほんわかした日だまりのような空気感が漂う。「お前はギラギラしてないからいい、と大将(萩本欽一さん)によく言われました」。師匠である萩本さんの頭をふざけてバシッとたたいても、決して怒られない不思議な存在。「とんねるずの石橋(貴明)君なんか僕よりよほど過激なのに、『小堺さん、大将をたたいて大丈夫なの?』と心配したっていうから、おかしくて」
子供のころから人を笑わせるのが大好きだった。その原点は両親だ。葬儀で正座し、足がしびれて転んだ親戚のおじさんのまねをしたりすると、いっしょになって笑ってくれた。板前だった父はいたずら好き。ワサビで詰まった「カッパ巻き」を作って子供を驚かせたりした。
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