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旅するように生きてみたら~人生折り返し地点の選択~

第6回 いくつになっても自分の足で立つために

見守ってくれるおばちゃんの眼差しは、あたたかい。年輪を重ねてきた女性たちのやさしさや愛情は、ぽかぽかとした夕方の陽だまりにも似ている。

 田舎で暮らし始めて、もっとも感動したのは、元気に働いている女性たちの姿だった。といっても、若い女性たちではない。ほとんどが70代80代の1人暮らしの高齢者。いや、高齢者と呼ぶのは失礼なほど生き生きとして明るく、自分の足で立ち、自分の暮らしを自分で支えているカッコいい女性たち……。

 私は、つねづね本やセミナーなどで、「60歳までコツコツ貯金をするより、60歳で月10万円稼ぐ人になりましょう!」と提案してきて、私もそうありたいと思ってきた。経済的な理由が大きいが、それだけではない。現代の女性たちは意外に長く生きる。60歳から20年も30年も生きる人も少なくない。人生の最後の年代を「あなたが必要」「あなたにお願いしたい」と言ってもらえる人になったら、どんなに幸せなことだろうと思ったからだ。

「その見本となる人たちが、ここにたくさんいるじゃないか!」と気づいたのは、私にとって大きな衝撃であり…

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有川真由美

有川真由美(ありかわ・まゆみ)作家、写真家。鹿児島県姶良市出身。熊本県立熊本女子大学生活科学部生活環境学科卒業、台湾国立高雄第一科技大学応用日本語学科修士課程修了。 化粧品会社事務、塾講師、衣料品店店長、着物着付け講師、ブライダルコーディネーター、フリー情報誌編集者など、多くの職業経験を生かして、働く女性へのアドバイスをまとめた書籍を刊行。46カ国を旅し、旅エッセイも手掛ける。著書はベストセラー「感情の整理ができる女(ひと)は、うまくいく」「30歳から伸びる女(ひと)、30歳で止まる女(ひと)」「仕事ができて、なぜかうまくいく人の習慣」(PHP研究所)他、「感情に振りまわされない―働く女(ひと)のお金のルール」「人にも時代にも振りまわされない―働く女(ひと)のルール」(きずな出版)、「好かれる女性リーダーになるための五十条」(集英社)、「遠回りがいちばん遠くまで行ける」(幻冬舎)など多数。韓国、中国、台湾でも翻訳される。内閣官房すべての女性が輝く社会づくり推進室「暮しの質」向上検討会委員(2014-2015)。日本ペンクラブ会員。

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