所在不明児25人

「未然の支援重要」専門家指摘

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繁華街の路地にたたずむ女の子に声をかける橘ジュンさん(右)。あてもなく上京してきた子どもに出会うことも少なくない=東京都渋谷区で、黒田阿紗子撮影
繁華街の路地にたたずむ女の子に声をかける橘ジュンさん(右)。あてもなく上京してきた子どもに出会うことも少なくない=東京都渋谷区で、黒田阿紗子撮影

 厚生労働省は29日、18歳未満の所在不明の子どもが28日現在、13都県に25人いるとの調査結果を発表した。自治体間や警察との連携が進み不明児の数は2年前の調査の141人より大きく減ったが、事件に巻き込まれたり育児放棄など虐待を受けていたりした事例も複数判明した。専門家は「孤立した子育て環境から子どもが所在不明になる危険性は少なくない。調査を継続し、深刻な事態になる前に救い出すことが重要」と指摘する。【黒田阿紗子】

 「あんたの生き方に子どもを巻き込むんじゃない。育てられないと判断して施設に預けてもいいんだよ」。2年前の秋、関東地方の風俗店の寮を訪れたNPO法人「BONDプロジェクト」(東京都)代表の橘ジュンさん(45)は、5歳の長女と暮らす20代の女性に何度も言って聞かせた。女性と長女の住民票は都内の実家にあったが、親と折り合いが悪くなり家を飛び出し、未婚の母として風俗業で生計を立てていた。

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