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揺れる王国

タイ 混迷の兆し/中 安定の重し、機能せず 健康不安の国王、仲裁困難

プミポン国王が入院するバンコクの病院で、健康回復を願い読経する人々。この日は在位70年の記念日で、多くが国王のシンボルカラーである黄色いシャツを着ていた=6月9日撮影

 タイ新憲法案を巡る8月7日の国民投票まで1週間。しかし、軍政は政府機関以外のキャンペーンを禁じており、「投票ムード」は感じられない。違反すれば最長で禁錮10年。タクシン元首相派ら否決勢力を封じ込める意図は明白だ。

 6月以降、新憲法案を批判するパンフレットを配布した学生らが多数拘束された。7月下旬には北部チェンマイで新憲法案に批判的な手紙を配った疑いで、タクシン派元議員ら数人が拘束された。2年前のクーデター以降続く軍政の言論弾圧は投票を前に一層強まっている。

 「今のプラユット軍政はかつてのスチンダ軍政よりも非民主的だ」。タクシン派団体「反独裁民主戦線」(UDD)のチャトゥポン・プロムパン代表(50)が語気を強めた。スチンダ氏は1991年にクーデターで政権を握り、翌年に自ら首相に就任。これが大規模な民主化要求運動を招き、政権の座から引きずり下ろされた。「プラユット氏も権力を手放さなければ国民から追放される」

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