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「古典派やロマン派は“肉”、現代曲は“野菜”。肉ばかりじゃ胃もたれするし、野菜だけだと飽きるでしょう」。クラシック音楽専門のインターネットラジオ「OTTAVA」で、「PrimeSeat/OTTAVA Liberta」木、金曜を担当する音楽ジャーナリスト、林田直樹さん(53)。選曲には独自のこだわりがある。「勝負曲を決める」「一度もかかっていない曲を流す」。それでいて、曲順などは決めずにスタジオ入りする。「ポケットに色とりどりのキャンディーを持っていて、いつでも何でも出せるおじさんみたいになりたい」
「勝負曲」とは? 「日本人にとってキラーコンテンツはピアノのきれいな音。だからピアノを使いすぎない。例えば、マーラーの交響曲をたっぷり流して『ピアノ曲を聴きたい!』という飢餓感を高めてから、かける」。曲が流れている間、リスナーの反応を妄想して楽しむこともある。「声楽のあとはギター、明るい曲から暗い曲へ、管楽器の次に弦楽器……。同じタイプの曲を続けないのは『発見』してほしいから」。流れる曲にふと手…
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