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現代人を救う禅の力

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座禅を組む全生庵の平井正修住職=東京都台東区で、宮間俊樹撮影
座禅を組む全生庵の平井正修住職=東京都台東区で、宮間俊樹撮影

 安倍晋三首相、米アップル創業者の故スティーブ・ジョブズ氏、京セラの稲盛和夫名誉会長、その共通点とは−−。答えは「禅」。今、政治家や企業人が座禅を組み、書店には禅関連の本が並ぶ。鎌倉時代に仏教の一宗派として広まってから820年余り、なぜ現代人は「禅」を求めるのだろうか。【横田愛】

苦悩と疲労が洗い落とされる

 7月初め、東京の下町、台東区谷中にある臨済宗「全生庵(ぜんしょうあん)」を訪れた。江戸城の無血開城に尽力した山岡鉄舟が開いた禅寺で、中曽根康弘元首相をはじめ政治家や企業トップが多く訪れ、安倍首相も時折、ここで座禅を組む。

 「訪れる人の理由は人それぞれだと思いますけどね。経営も政治も100%『良い』という方針や政策はない。それでも彼らは決めなくてはいけない。決めれば大なり小なり批判は浴びる。気にするなというほうが無理がある。そのようなものを落としに来るのではないでしょうか」。住職の平井正修(しょうしゅう)さんは言う。

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