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SUNDAY LIBRARY

小林 聡美・評『江戸諸國四十七景』『来ちゃった』

◆『江戸諸國四十七景』鈴木健一・著(講談社選書メチエ/税抜き1750円)

◆『来ちゃった』酒井順子・文、ほしよりこ・画(小学館文庫/税抜き620円)

 去年の十二月に地味に右膝を痛めて、以来近所のクリニックのリハビリテーション科に通っている。ボールを股に挟んで潰したり、ゴムチューブで太ももを縛ってスクワットしたり、それまで運動的なものをまったくしていなかった私は、さながらプチアスリートな気分である。

 それにしても膝ひとつ痛めても、日常生活の不便なことよ。寝床で伸びをするにも、靴下をはくにも、歩いて無意識に方向転換するにも、目の醒(さ)めるような痛みが。指先ひとつ切ってもいろいろ不便なことを思い出し、つくづく人間の体に無駄なところはないのだな、と思い知る。いわんや足である。もし今富士山が大噴火して交通機関がマヒ、とにかく歩いて行ける限り避難を、となれば、私はきっと「どうぞ私のことはかまわずに……

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