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SUNDAY LIBRARY

木村 衣有子・評『謎のアジア納豆』高野秀行・著

◆『謎のアジア納豆』高野秀行・著(新潮社/税抜き1800円)

 居酒屋の品書きに、納豆がらみのつまみがあるとうれしい。例えば、納豆に葱(ねぎ)のみじん切りを混ぜて、半分に切った油揚げに詰め、口をきゅっと閉じて油で揚げたものとか。ただ、品名から、納豆に火が通ってなさそうだと察される場合は注文をためらう。さらにいえば、納豆かけごはんにはあまりときめかない。別に、納豆は酒の肴(さかな)である、と決めつけたいわけではなく、冷たいまま食べるよりも、温かいほうが好みなので。

 高野秀行さんのルポ『謎のアジア納豆』は、これは堂々たる我が国独自のおかずだと思い込んでいる日本人の「納豆選民意識」をぐらぐら揺さぶる本だ。しかし、生のままの納豆は、日本以外の国ではあまり支持されていないという事実に、ほらね、と、にやりとする私だ。

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