「とりあえずビール」が飲み屋での合言葉だったあの日も今は昔。ハイボールや酎ハイなどに押され、ビール離れが叫ばれて久しい。ところがそんな中、小規模醸造所がつくるこだわりの「クラフトビール」がなぜか元気だという。いよいよ夏本番。ジョッキを傾けながら、その人気の理由を探った。【小国綾子】
色とりどりのラベルが目に楽しい6本のビール瓶の栓を、次々に開けていく。炭酸がはじけ、ホップの香りが鼻をくすぐる。栓抜きを持つ手に力が入る。よし、飲むぞ!
ここは東京都千代田区の秋葉原駅近くの「マーチエキュート神田万世橋」。赤レンガ高架橋をながめながらクラフトビールを楽しめるイベントが、9月16日まで開かれている。ビールに詳しい日本ビアジャーナリスト協会の副代表、野田幾子さんに同行をお願いし、記者2人の好みを伝え、国内外の約100種類のクラフトビールから、日本の醸造所限定で、お薦めを3本ずつ選んでもらったのだ。
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