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捜査の伝承

広域技能指導官/4 鑑識課警察犬係・赤坂一彦警部(50) /神奈川

後進には「常に犬の状況を考えて訓練をすべきだ」と指導している=栄区の警察犬訓練所で

喜びを体感させ訓練

 人間の数万から1億倍にも達するとされる優れた嗅覚を生かし、犯人の追跡や証拠の収集、行方不明者の捜索の場で活躍する警察犬。県警鑑識課の警察犬係、赤坂一彦警部(50)は、2001年から延べ12年4カ月間、12頭の警察犬たちと共に歩んできた。訓練のスペシャリストとして知られる。

 警察犬を担当したばかりのころ、ジャーマンシェパードのオス「ムート号」を訓練した。座れも伏せもできないムート号をゼロから訓練したが、5年たっても自分の好みのにおいに誘惑され、訓練に苦労していた。だが、07年1月、厚木市の七沢山の遭難現場で、捜索隊に先駆けて谷底で動けなくなっている男性を発見。こちらを振り向いて、「どうだ」という表情をした。「ムート号が発見しなければ、間違いなく死亡していた。犬を信じる大切さを教えてくれた」と振り返る。

 一方で、警察犬の訓練は「100歩進んで99歩戻る、の繰り返し」とも言う。10年に横浜市で開催された…

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