- ツイート
- みんなのツイートを見る
- シェア
- ブックマーク
- 保存
- メール
- リンク
- 印刷

【アレクサンドリア(エジプト北部)で秋山信一】イスラム教やキリスト教など一神教が支配的なエジプトで、無神論を唱える若者が出てきている。民主化要求運動「アラブの春」による2011年の革命後、自由を求める機運が高まったことが背景にある。社会の逆風は強いが、「絶対的存在」の揺らぎは、保守的な中東で宗教観が多様化していく兆候だとの指摘もある。
北部アレクサンドリアの大学生、カリーム・バンナーさん(23)は、イスラム組織ムスリム同胞団の支持者だった。だが、12年6月に就任した同胞団出身のモルシ大統領(当時)が独善的な政権運営に走ったのを見て、「宗教が集票や権力独占の道具に使われた」と感じた。宗教自体に疑問を抱き、交流サイト「フェイスブック」で無神論者だと明かした。
この記事は有料記事です。
残り856文字(全文1188文字)
あわせて読みたい
スポニチのアクセスランキング
現在
昨日
1カ月