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捜査の伝承

広域技能指導官/5止 第1機動隊訓練班班長・山元剛警部補(41) /神奈川

「若手は熱くいきいきしていて、元気をもらうことも多い」と破顔する山元警部補=横浜市神奈川区の県警第1機動隊庁舎で

心に届く救助活動を

 「時間がない……」。熊本地震の本震から2日余が経過した4月18日、熊本県南阿蘇村の山間部に立つ県警第1機動隊の山元剛警部補(41)は、焦っていた。

 大規模災害の被災地で人命救助や行方不明者の捜索を行うエキスパートとして、県警の広域緊急援助隊を率いて現地に入り、陣頭指揮に当たった。任されたのは、土石流にのみ込まれた山荘に宿泊していた夫婦の捜索。自衛隊員など数百人と土砂を掘り返したが見つからず、生存率が急激に低下するとされる「72時間の壁」が迫っていた。

 山荘があった場所は土砂に埋もれ、20メートル下方で屋根だけ見つかった。「本体はもっと下まで流されている」。捜索範囲を広げ、夕方、60メートル下方で山荘の本体を発見した。だが、夫は客室で亡くなっており、妻も遺体で見つかった。悔しさと無常感。悲惨な現場を何度経験しても慣れない感情がこみ上げた。

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