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地形は気象と深くかかわっている。ひまわり8号が今年1月31日、東北地方の上空でとらえた波状雲も、山岳という地形が原因だ。
画像では、岩手、宮城、福島の3県にまたがって、細長い雲が波のように縦に並んでいる。間隔は約15キロ。途切れている部分もあるが、しま模様の一本一本は微妙な曲がり方まで似ている。
この日は地表から上空まで、日本海から強い西風が吹いていた。3県の風上には、1500〜2000メートル級の奥羽山脈が縦に走っている。西からの気流は山脈の斜面に遮られて上昇し、…
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