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ひまわりEYE

気象庁は2015年7月、世界最高水準の能力を持つ「ひまわり8号」の運用を始めた。情報通信研究機構(NICT)、千葉大環境リモートセンシング研究センターと共同で、防災・減災の願いを込め、地球と大気の現象を、高精細なひまわり画像で紹介する。

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地形が生む山岳波

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ひまわり8号から観測した2016年1月31日の日本付近の雲の様子。東北地方の太平洋側に山岳波による雲の列が見える
ひまわり8号から観測した2016年1月31日の日本付近の雲の様子。東北地方の太平洋側に山岳波による雲の列が見える

 地形は気象と深くかかわっている。ひまわり8号が今年1月31日、東北地方の上空でとらえた波状雲も、山岳という地形が原因だ。

 画像では、岩手、宮城、福島の3県にまたがって、細長い雲が波のように縦に並んでいる。間隔は約15キロ。途切れている部分もあるが、しま模様の一本一本は微妙な曲がり方まで似ている。

 この日は地表から上空まで、日本海から強い西風が吹いていた。3県の風上には、1500〜2000メートル級の奥羽山脈が縦に走っている。西からの気流は山脈の斜面に遮られて上昇し、…

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