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時代の風

子どもを増やす方策=総合研究大学院大教授・長谷川眞理子

=望月亮一撮影

 前回、少子化の問題を取り上げた。2人のおとなが一緒になって子どもを作るのであるから、夫婦が最低2人の子どもを残さなければ、人口は減少に向かう。少子化だけでなく、合計特殊出生率(1人の女性が一生の間に産む子の数)が2人を切ったというので、「問題」なのだ。

 さて、何が問題なのか? 社会全体のレベルと個人レベルと、2通りの異なる問題がある。社会全体としては、将来人口が減少すれば税収が減り、労働力人口が減り、年金を払う人が足りなくなるなど、社会システムが大きな変革を迫られる。つまり、今のシステムをこれまで通りのやり方で続けていくことはできなくなる。だから問題なのだ。

 個人レベルではどうか? 子どもが欲しいと思っているにもかかわらず、持てないという人々がいる。そういう人たちにとっては、この状況は個人レベルで切実な問題であるが、彼らの望みをかなえてあげられれば、その人たちが満足するだけでなく、社会レベルの問題をも解決する役に立つだろうと期待されている。

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