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リオ五輪開会式があったマラカナン競技場の近くで、五輪旗を焼いて大会開催に抗議する人々=5日、ロイター

 南米初のリオデジャネイロ五輪は、開催国のブラジルも国際オリンピック委員会(IOC)も混乱を抱えたまま開幕を迎えた。経済が低迷、政治は混乱するブラジルは一大事業の五輪を成功させれば活路が開ける一方、失敗すれば更に国際的信用を失う。ドーピング(禁止薬物使用)違反が悩ましいIOCは、2020年東京開催など今後の大会に向けても、五輪の価値を守れるか試されている。【リオデジャネイロ朴鐘珠、藤野智成】

 リオ五輪に対するブラジル国民の視線は冷ややかだ。5日の開会式でテメル大統領代行が開幕宣言をした際、一部の観客が罵声を浴びせた。テメル氏はルセフ大統領の弾劾裁判に伴い5月から大統領職を代行しているが、ルセフ政権の負の遺産である政界汚職や不況には改善の兆しがまだ見えない。世論調査によると、五輪への興味の度合いは「ない」が51%、「少し」が33%、「とてもある」が16%。国土が米国や中国に匹敵するほど広いブラジルでは、五輪の経済効果は全土に行き渡らずにリオに限定されるとの見方が大勢だ。

 ブラジルは2年前にサッカー・ワールドカップ(W杯)を開催。W杯と五輪の招致を立て続けに成功させた2000年代後半、ブラジルは経済発展を遂げていた。経済成長率は6・1%(07年)を記録。リオとサンパウロを結ぶ新幹線の建設も計画され、2大国際大会の成功をテコに新興国から一気に先進国入りを果たす期待感が膨らんでいた。

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