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井波律子・評 『偽りの書簡』=R・リーバス、S・ホフマン著

 (創元推理文庫・1512円)

女性コンビの謎解きシリーズ第1作

 本書は、一九五二年、スペイン北東部の大都市バルセロナを舞台に、二人の女性、すなわち二十四歳の新聞記者アナと四十代の文献学者ベアトリズが協力して、不可解な殺人事件の謎を解いてゆくという、興趣あふれるミステリーである。ちなみに、二人の著者のうち、ロサ・リーバス(一九六三年生まれ)はバルセロナに近い地域の出身、歴史小説およびミステリーの作家として活躍中だが、二〇一三年から、友人のザビーネ・ホフマンと共同で、新聞記者アナのシリーズの刊行を開始し、本書はその第一作にあたるという。作中の女性探偵コンビと同様、著者もまた女性コンビというわけだ。

 本書の舞台バルセロナは、いわゆるスペインとは異なる独自の文化や伝統をもつカタルーニャの主要都市であ…

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