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特集ワイド

平和よ 2016夏・会いたい/1 絵本が語り継ぐ 「今、だめ」という勇気を 松谷みよ子さん

児童文学者・松谷みよ子さん(2015年死去、享年89)

 戦争や平和を思う時、児童文学者の松谷みよ子さんの代表作「モモちゃんとプー」を思い出す。何度読み返したか分からない。最初は幼い日、母と一緒に。次に小学5年で再読し、モモちゃんの言葉にドキリとした。

 テレビが伝える外国の戦争に、モモちゃんは「せんそう、おうちまでくるの?」と泣く。お母さんは「そばまできたら、ママがだめっておこるから」と答えるが、モモちゃんは納得せず、問うのだ。「でも(戦争は)どこかでしているんだよ。どうしてママは今、だめっていわないの?」

 この夏、また読み返している。戦争体験を語り継いできた世代が次々と他界し、世界中で戦争やテロがやまない今、松谷さんの「平和」への思いをたどってみたくて。

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