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クローズアップ2016

天皇陛下お気持ち 象徴への思い、率直

公務を巡る天皇陛下のこれまでの発言

 天皇陛下が8日に公表されたビデオメッセージは、ご自身の象徴天皇としての役割が、国民の傍らに立ち、思いに寄り添うことに全身全霊を傾けることであることを伝える内容だった。公務を縮小させることや、代行となる摂政を置くことは意思に沿わないというメッセージが織り込まれたお気持ちの表明。象徴という立場が国民とともにあり続ける道として、「生前退位」の意向が強くにじむものだった。【高島博之】

 「天皇という立場上、現行の皇室制度に具体的に触れることは控えながら……」「憲法の下、天皇は国政に関する権能を有しません」。ビデオメッセージで天皇陛下は、ご自身の発言が制度の改正を直接促すことになってはならないという考えを、こうした文言で明らかにした。そのうえで、お気持ちの全文を通じた内容は、生前退位という選択肢を強く浮かび上がらせるものだった。

 82歳の天皇陛下が、ビデオメッセージの中で述べた重要な課題は、ご自身の高齢だ。「体力の面などから様々な制約を覚える」「高齢による体力の低下を覚える」との表現からは、ご自身が年齢や体調をどう受け止めているかがうかがえる。陛下は2003年1月に前立腺がん手術、12年2月に心臓の冠動脈バイパス手術を受けたことを振り返り、重い務めを果たすことが困難になった場合にどのように身を処していくべきかを考えるよう…

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