五輪柔道

紛争の国に歴史的な金 コソボ代表ケルメンディ

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 「自分、コーチ、国にとってとても幸せな瞬間。夢がかなったのよ」。柔道女子52キロ級のコソボ代表、マイリンダ・ケルメンディ(25)は、五輪に初めて参加したコソボに初のメダル、それも金をもたらせたことを誇らしげに振り返った。

 柔道を始めたのはコソボ紛争が終結した1999年、8歳の時。人口約10万人の町ペヤの自宅近くの道場「IPPON」を姉に誘われて訪れたことがきっかけだった。コーチのドリトン・クカさんがオーナーで、以来、二人三脚で歩んできた。

 コソボ独立(2008年)の翌年の世界ジュニア選手権で優勝して頭角を現したが、当時コソボは国際オリンピック委員会(IOC)から加盟を承認されていなかった。前回ロンドン大会は市民権を持つ隣国アルバニアの代表として出場した。

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