五輪カヌー

「アジア人初」メダル 快挙の羽根田が感涙

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 ゴール地点のカヌー上で羽根田は祈るように残りのレースを見守っていた。最後の1人の選手を残して羽根田の順位は3位。その選手がフィニッシュして電光掲示板に「3」が表示された瞬間、羽根田は思わず顔を覆って泣き出した。「自分の内側から感情があふれてきて涙が出るのは競技人生で初めて。ようやく努力が報われた」。表彰台で銅メダルを首にかけられるとしみじみ見ながら、その重みをかみ締めた。

 準決勝を98.84点の5位で通過して迎えた決勝。10艇中5番目でスタートする羽根田は一つのことしか考えていなかった。「とにかくロスを少なくゲートをうまく通る。途中でロスしても、次で取り返そうとするだけ」。決して守りに入らず攻めることだけを胸に、スタート10秒前から一気に集中力を高めた。

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