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広島・長崎原爆

1945年8月、広島・長崎へ原爆が投下されました。体験者が高齢化するなか、継承が課題になっています。

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長崎原爆の日

青春奪った原爆二度と…証言集発行60年

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原爆犠牲者の弟が眠る墓に手を合わせる佐藤文子さん=長崎市で2016年8月9日午後3時15分、矢頭智剛撮影
原爆犠牲者の弟が眠る墓に手を合わせる佐藤文子さん=長崎市で2016年8月9日午後3時15分、矢頭智剛撮影

 1956年8月、原爆投下から11年がたった長崎で1冊の被爆証言集が発行された。題名は「もういやだ」。若者を中心に37人の被爆者が手記を寄せた。その一人、長崎市の佐藤文子(ふみこ)さん(76)は、原爆によるやけどの痕が残ったつらさをつづった。被爆から71年を迎えた9日、佐藤さんは被爆死した弟らが眠る市内の墓前で手を合わせ願った。「もう二度と、私たちみたいに苦しむ人が出ませんように」と。

 <こんなに何度もいたいめにあうのなら、あの原爆の時死んでいればよかったのにと思ったこともありました>

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