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1956年8月、原爆投下から11年がたった長崎で1冊の被爆証言集が発行された。題名は「もういやだ」。若者を中心に37人の被爆者が手記を寄せた。その一人、長崎市の佐藤文子(ふみこ)さん(76)は、原爆によるやけどの痕が残ったつらさをつづった。被爆から71年を迎えた9日、佐藤さんは被爆死した弟らが眠る市内の墓前で手を合わせ願った。「もう二度と、私たちみたいに苦しむ人が出ませんように」と。
<こんなに何度もいたいめにあうのなら、あの原爆の時死んでいればよかったのにと思ったこともありました>
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