原発事故

双葉病院の患者不明、東電に賠償命令 東京地裁

  • はてなブックマーク
  • メール
  • 印刷

 東京電力福島第1原発に近い双葉病院(福島県大熊町)に入院中に原発事故に遭い、行方不明になった認知症の女性(当時88歳)の親族が東電に4400万円の損害賠償を求めた訴訟で、東京地裁は10日、約2200万円の支払いを命じる判決を言い渡した。

 水野有子裁判長は「事故がなければ病院職員が避難することはなく、見守りができた」と指摘した。親族側の弁護士によると、原発事故と行方不明の因果関係を認めた司法判断は初めて。

 東電は、事故で避難して死亡した患者については大筋で責任を認めたが、女性のケースは「事故との因果関係が認められない」として賠償責任を否定して争っていた。女性は2013年に裁判所で失踪宣告を受け、法律上は死亡したとみなされている。

この記事は有料記事です。

残り557文字(全文875文字)

あわせて読みたい

注目の特集