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特集ワイド

平和よ 2016夏・会いたい/3 原爆の図 見たことを伝える義務 丸木位里、俊夫妻

丸木位里さん(右)、丸木俊さん=1957年4月

画家・丸木位里、俊夫妻 位里(1995年死去、享年94) 俊(2000年死去、享年87)

 ふらふらと、魂がぬけたようにさまよう人の群れ。炎に身を焼かれ、もだえ苦しむ人たち。丸木位里、俊夫妻が描いた大作「原爆の図」(全15部、各縦1・8メートル、横7・2メートル)は、容赦ない強い力でこちらに迫ってくる。カメラを向けると、「やめてくれ!」という叫びが聞こえてくるかのようで、なかなかシャッターが切れない。

 この絵が展示されている埼玉県東松山市の「原爆の図丸木美術館」は、セミの音が鳴り響く木立の傍らにたたずむ。そばを流れる都幾(とき)川の水面は炎熱の太陽に反射しキラキラ光っている。この眺望は、位里さんのふるさと、広島市安佐北区安佐町を流れる太田川に似ているそうだ。

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