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五輪卓球

水谷 ロンドンの「どん底」からはい上がり

男子シングルス3位決定戦 第3ゲーム、ベラルーシのウラジーミル・サムソノフのショットにくらいつく水谷隼=リオデジャネイロのリオ中央体育館で2016年8月11日、小川昌宏撮影

 水谷は「この1点で決めなければ一生後悔する」と、最後の一振りにこん身の思いを込めた。サムソノフの返球がネットに掛かると、水谷はラケットを放り投げて倒れ込み、何度もガッツポーズを繰り返した。「今までのプレッシャーから解放された」。3度目の五輪で初めて感じる万感の思いとともに最高の笑顔がはじけた。

 40歳のサムソノフは元世界ランキング1位の実績を持つ。経験豊富なベテランに水谷は冷静だった。「甘い球でも遅く打っていたり、1ゲーム目からガチガチでいつもの彼じゃない」と緊張を感じ取り、精神的に優位に立った。相手の弱点であるバックを狙う攻めを徹底し、サムソノフの堅守を打ち破った。

 順調に2ゲームを連取したが、第3ゲームを落として迎えた第4ゲームに山場が待っていた。9−5とリードしてから5連続ポイントで9−10と逆転された。しかし水谷は「一番苦しかったけど目の前の一本をとる」ともう一度引き戻した。3度のジュースの末に競り勝つと、第5ゲームは危なげなく制した。

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