養殖ホヤ

約1万トンを処分 韓国禁輸の影響で

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 宮城県漁協は、全国一の生産量を誇る県産の養殖ホヤを処分するための水揚げを進めている。東京電力福島第1原発事故を理由に、一大消費地の韓国が輸入を禁止している影響から販売先を確保できないためで、約1万トンのホヤを処分する方針だ。東日本大震災後に養殖を再開して約5年。漁師らはやりきれない思いを抱きながら、食べごろに育ったホヤの水揚げを続けている。【百武信幸】

 7月7日朝、女川町の漁師の漁船に乗せてもらい、町内の浜を出港した。約1キロ離れた内湾で、漁師らが海中から養殖用のロープを引き揚げると、赤くてゴツゴツした鈴なりのホヤが揚がった。大きさは平均して握り拳ほどだが、中にはソフトボール大に丸々育ったものもある。中身はマンゴーのように黄色く、船上でごちそうになると、潮のほのかな苦みがかむほどに甘みに変わった。漁師の木村義秋さん(64)は「一番おいしい大きさ…

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