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コトバ解説

「版」と「刷」の違い

本の奥付を見てみよう 発行日の後に書いてある数字の意味は?

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八木「重版出来!」
ケビン「おめでたい言葉デース。」 八木「あ……僕の好きな小説が10万部の増刷だそうで、と、とてもうれしいです……! 初版で第3刷です!」 ケビン「10万部も! 大ヒットじゃないデスカ!」 八木「あ……うちのお店でも猛プッシュします! 小説に登場する古典も売れてます……こちらはなんと第40版! す、すごいなぁ……。」 ケビン「『版』とか『刷』とか、八木クンは盛り上がっていますが、ちょっと分かりにくいデスヨネ。解説シマショウ。」
今回は「版」と「刷」の違いについて説明していきましょう。 「版」と「刷」は、書籍などに載っている「初版第1刷」のこと。出版用語ですね。 書籍などを印刷する場合、文字などを載せた原版にインクを塗り、紙に写す工程があります。 「版」とはその原版のこと。 初版(第1版)とは、最初の原版です。第2版とは2番目の原版のこと。 同じ作品であっても、初版にあった誤りを修正したり、内容を変更したりする場合は原版を作り直すので、第2版となるのです。
これに対して「刷」は、印刷の回数と理解しましょう。 第1刷は1回目、第4刷なら4回目の印刷ということになります。 「版」が変わればまた第1刷からカウントをしなおします。 「刷」を重ねることを「重版」「増刷」などと言います。 著者や編集者など、作品に関わった人たちにとっては大変うれしいことです。 1度の「刷」で印刷される部数はまちまち。 第1刷で1万部、第2刷で4万部、第3刷で5万部印刷されれば、発行部数10万部ということになります。 ケビン「『版』について理解しにくい場合は、学校で作った木工版画を思い出すといいかもシレマセンネ。 板を彫って初めに完成させたのが『初版』。 ちょっと彫り直したりしたのが『第2版』……、というイメージデス。」
八木「しょ……初版本は貴重です……。」 ケビン「ソウダネ。何度も『版』を重ねる名作の初版は貴重だったりシマスネ。」 八木「あ……ケビンさんも本を出したら、ぜひ初版本にサインを……! あ……生意気なお願いでスミマセン……。」 ケビン「生意気だなんてとんでもない。喜んでサインシマース。」
八木「『版』は原版、『刷』は印刷回数」
今回のまとめです。 「版」とは印刷される元の原稿のこと。 「刷」とは原稿の印刷回数のこと。

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