果樹などの枝を食べて枯らす害虫「ゴマダラカミキリ」の雄は、ミカンの枝を食べた雌に対しては、交尾せずに逃げてしまうことが分かったと、農研機構中央農業研究センター(茨城県つくば市)の研究チームが発表した。雄がミカンの樹皮のにおいを嫌がるためで、チームは「ミカン以外の果樹園にミカンを植えて、カップルができないようにするなど防除法の開発につながる」としている。
ゴマダラカミキリは日本全国に分布する害虫で、果樹や街路樹など100種以上の植物の被害が報告されている。幹の中にいる幼虫には殺虫剤が届きにくく、成虫は広範囲を移動するため殺虫剤を使いにくいという。
この記事は有料記事です。
残り312文字(全文611文字)
毎時01分更新
20日の就任演説で米社会の分断修復を誓った民主党のバイデン…
20日のジョー・バイデン米新大統領(民主党)の就任宣誓式を…
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い福岡県など7府県に緊急事…