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広島原爆

結婚すぐ被爆、夫は行方不明 慰霊碑に名前、確かめたい 在日コリアン・姜静子さん /京都

広島の原爆で行方不明となった夫の写真を手に被爆体験を語る姜さん=京都市南区で、岡崎英遠撮影

 在日コリアンが多く居住する京都市南区の東九条地区。30年ほど前からこの地で暮らす姜静子さん(89)は、18歳の時、広島で原爆に遭い、新婚7カ月で朝鮮人の夫を失った。「こんな惨めなことはない。青春なんてまったくなかったよ」。あの壮絶な被爆体験から71年が過ぎた。

 3歳の時、東京で鉄道関連の仕事に就いていた父を追いかけ、母親と共に朝鮮から海を渡った。1945年初春、戦局が悪化する中、ガス会社の設計士をしていた7歳年上の朝鮮人の男性と結婚。広島市に移った。「当時は親の言う通りに結婚させられた。どんな相手か全然知らなかった」。しかし新婚生活も長くは続かない。

 あの日は朝から暑い日だった。空襲警報が一度鳴ったがすぐにおさまり、そのため建物疎開の奉仕に出ていた。そして8時15分。「ピカッという真っ青な光とドーンという衝撃でね。不意打ちや」。巨大なキノコ雲で辺りは真っ暗になり、気がついたら建物の下敷きになっていた。右肩から下は熱線で焼けただれ、皮がずり落ちていた。爆心地から1・8キロだった。

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