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鬼平を歩く

江戸・東京今昔/40 部下の不祥事 永代橋 手柄競い自白強要 /東京

永代橋から隅田川を望む。右側に長谷川平蔵の孫宣昭が管理職を務めた御船手組の屋敷があった

 裁判を指揮しながら初めて訴状に目を通す。難しいところは飛ばし読みして思案する。この事件、与力の誰に担当させようか……。

 幕末の1865年から9カ月間、南町奉行を務めた山口直毅(1830〜95年)が明治になって明らかにした裁判初日の秘話。部下の与力がその後の実質審理を進めた。旧幕臣の証言集「旧事諮問録」に収録されている。

 町奉行は現代の都知事、警視総監、東京地裁所長、東京消防庁の消防総監を兼ねる役職。超多忙だ。町奉行所の与力、同心は終身雇用の職員。ほぼ世襲制で専門知識と実務能力は代々引き継がれた。部下に仕事を任せ、ほめてヤル気を引き出す。組織マネジメントに町奉行は心を砕いた。町奉行の評価は部下の能力と士気に依存した。

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