羽田空港の国際線の発着枠を増やそうと、東京都心を低空で通過して離着陸する飛行ルートが新たに設定される見通しとなった。国土交通省は東京五輪・パラリンピックがある2020年までに実現させ、訪日外国人客の増加につなげたい考えだ。一方で、ルート下の住民には騒音や落下物などへの懸念が消えない。【内橋寿明、早川健人】
東京・霞が関で先月28日にあった国と地元自治体との協議会。「国の取り組みにできうる協力をさせていただく」。関係自治体を代表し、西川太一郎・特別区長会会長(荒川区長)が新ルートを了承すると、国交省の幹部たちはホッとした表情を見せた。国交省が14年7月に新ルート案を公表してからちょうど2年。騒音・安全対策の実施を約束することで、ようやく自治体側の理解にこぎつけた。
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