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ひまわりEYE

気象庁は2015年7月、世界最高水準の能力を持つ「ひまわり8号」の運用を始めた。情報通信研究機構(NICT)、千葉大環境リモートセンシング研究センターと共同で、防災・減災の願いを込め、地球と大気の現象を、高精細なひまわり画像で紹介する。

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積乱雲の卵をさがせ

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2015年7月30日午後1時40分に千葉・房総半島上に発生した積乱雲。神奈川県横須賀市の防衛大学校から望む=小林文明・同大教授提供
2015年7月30日午後1時40分に千葉・房総半島上に発生した積乱雲。神奈川県横須賀市の防衛大学校から望む=小林文明・同大教授提供

 局地的豪雨や竜巻など、災害に直結するような積乱雲の発生を正確に予測することは、現代科学をもってしても難しい。一方、積乱雲をいかに早く見いだすかは、社会的な課題となっている。

 そのためには「積乱雲の卵」をさまざまな「目」で見つけ出す必要がある。降水粒子の密度が一定値を超える時点をとらえる「ファーストエコー」は、通常の気象レーダーで検出可能である。これは、最初に観測される雲の中の降水域で、いかに精度良く探知するかはレーダー気象学上の大きなテーマである。さらに、精度が…

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