連載

PROMESSA・リオから東京へ

毎日新聞デジタルの「PROMESSA・リオから東京へ」ページです。最新のニュース、記事をまとめています。

連載一覧

PROMESSA・リオから東京へ

残り10秒、勝負勘さえ レスリング・登坂絵莉(22)

  • はてなブックマーク
  • メール
  • 印刷
女子フリースタイル48キロ級決勝でアゼルバイジャンのスタドニクを破って金メダルを決め、拳を固める登坂=リオデジャネイロのカリオカアリーナで2016年8月17日、和田大典撮影
女子フリースタイル48キロ級決勝でアゼルバイジャンのスタドニクを破って金メダルを決め、拳を固める登坂=リオデジャネイロのカリオカアリーナで2016年8月17日、和田大典撮影

女子48キロ級

 昨年の世界選手権決勝の再現のように残り10秒からの逆転劇だった。圧倒的な勝ち上がりを見せていたスタドニクに防戦一方だったが、ワンチャンスを生かして勝者と敗者を入れ替えてしまう勝負勘は独特のものがある。

 故郷の富山を離れ、愛知・至学館高で、技術と体力は鍛え抜かれたが、集中力を発揮したのは道場の中だけではない。高校時代から成績は、ほぼ学年トップをキープ。遠征があっても、試験前になると寮で1日8時間の勉強に没頭した。教室に張り出される順位表で「誰にも負けたくない」と奮起した。

 至学館大の卒論では、レスリング選手を対象に反射神経を調べた。光の点滅に合わせ、足を前後させる調査で、足を下げる反応が速い選手は競技力が高いことなどを割り出し、防御力に結びつくと結論づけた。現在は大学院に進学し、運動生理学などを学び、競技にも生かしている。

この記事は有料記事です。

残り342文字(全文715文字)

あわせて読みたい

注目の特集