五輪レスリング

吉田涙止まらず「やっぱり金欲しかった」

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レスリング女子53キロ級決勝で米国のマルーリス(左)に敗れ、涙ぐみながら抱き合う吉田沙保里=リオデジャネイロのカリオカアリーナで2016年8月18日、和田大典撮影
レスリング女子53キロ級決勝で米国のマルーリス(左)に敗れ、涙ぐみながら抱き合う吉田沙保里=リオデジャネイロのカリオカアリーナで2016年8月18日、和田大典撮影

 【リオデジャネイロ村上正】しばらくマットにうずくまって顔を伏せ、立ち上がっても、表彰台でも号泣し続けた。レスリング女子53キロ級で18日、吉田沙保里(33)が決勝で敗れ、4連覇を逃した。「30年レスリングをしてきて、よくやってきたと思うがやっぱり金メダルが欲しかった……」と言葉を詰まらせた。

 「泣いても笑ってもあと6分」。そう自分に言い聞かせて決勝のマットに立った。第1ピリオドからタックルを仕掛けたがポイントを奪えない。相手の消極的な姿勢で先取点が入ったが、第2ピリオドにバックをとられ逆転された。残り30秒で果敢にタックルに入ったが決まらず、そのままブザーが鳴った。

 立ち上がった吉田はスタンド最前列にいた母幸代さん(61)と次兄栄利さん(36)のもとへ向かい、「ごめんね」と大粒の涙を流しながら謝った。幸代さんらは「ここまで連れて来てくれてありがとう」と抱きしめた。

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