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経済観測

マイナス圏の戦い=東短リサーチ・チーフエコノミスト 加藤出

 「メルトダウン」(融解)。米タイム誌8月22日号は、表紙にその文字と、溶け始めたトランプの顔のイラストを掲載した。最近、多くの米メディアが、共和党のトランプ候補の支持率失速を報じている。発言の過激さを一段とヒートアップさせた最近の彼の戦略は裏目に出てしまった。

 しかし、米国にいる知人に聞くと、多くの人から「ヒラリーが優勢なのは確かだが、最後まで何が起きるか分からない」との答えが返ってくる。というのも、ヒラリーの人気も低いからだ。ギャラップ社の最近の世論調査では「好ましい」から「好ましくない」を差し引いた比率は、トランプはマイナス32%で、ヒラリーはマイナス13%である。

 そういった「マイナス圏の戦い」を反映して、ワシントンの土産物屋には、両候補をからかったグッズが多数…

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