五輪レスリング

果たせなかった吉田の引導役…マットソン

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女子53キロ級準々決勝を戦うスウェーデンのソフィア・マットソン=リオデジャネイロのカリオカアリーナで2016年8月18日、和田大典撮影
女子53キロ級準々決勝を戦うスウェーデンのソフィア・マットソン=リオデジャネイロのカリオカアリーナで2016年8月18日、和田大典撮影

 霊長類最強の女を倒す大本命。そうささやかれたレスリング女子53キロ級スウェーデン代表、ソフィア・マットソン(26)は、吉田沙保里(33)との決勝という「指定席」をヘレン・マルーリス(米国)に奪われ、女王の座から引きずり降ろす役もさらわれた。

ソフィア・マットソン(26)…女子53キロ級スウェーデン

 世界選手権で3年連続決勝で吉田に敗れ、2位の座に甘んじてきたマットソンは、姉もリオデジャネイロ五輪58キロ級に出場したレスリング一家の育ち。ジュニアの世界チャンピオンを経て初めてシニアの欧州選手権に出た2007年、大会で「ミス・ヨーロッパ」に選ばれたが、「私はレスリングをしに来ている」と「かわい子ちゃん賞」を拒否した逸話を持つ。

 吉田と同じ階級で戦うようになった13年世界選手権は0−5。14年は0−6。歯が立たなかったが、昨年は違った。吉田の代名詞だった高速タックルを決めさせず、1−2で惜敗。「ほとんど差がなかった」。女王の背中に手が届きつつある、そんな手応えを口にしていた。

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