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時代の風

象徴天皇制の課題=増田寛也・元総務相

=中村藍撮影

全体像の冷静な議論を

 筆者は先月、東京都知事選に立候補し、結果は落選であった。敗因はこの東京をどのようにしていくかという思いや覚悟を、有権者にうまく伝えられなかったということではないだろうか。政治には「情と理」の部分があるといわれる。準備の時間の無さを考えれば「理」を優先させるべきで、出馬という決断は無謀だったかもしれない。しかし、前の2人の知事が「政治と金」で失脚し、都政は非常事態の中にある。誰かが火中の栗(くり)を拾わなければならない。このような思いが筆者を出馬に向かわせた。それにしては、知事になって東京をこのように変えてみせるという、心の底から湧きでる執念のようなものを伝える時間が足りなかった。

 今後の知事選に向けての問題提起を一つ。告示後、テレビで他の候補者と政策論争をやりたかったし、実際、多くの企画がテレビ局から持ち込まれたが、日程等の都合で候補者が1人欠けると企画自体が流れてしまった。有権者は候補者同士の論争にじっくりと耳を傾けたいはずであり、テレビ局から出演要請があった場合、それを了解した候補者だけで討論する機会が持てないものだろうか。

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