メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

「嫌中嫌韓」本

出版人の責務は 異議や対応を討論

シンポジウムで語り合う、左から岩下結さん、福嶋聡さん、川辺一雅さん=東京都文京区で7月、青島顕撮影

 中国や韓国を一方的に非難する、いわゆる「嫌中嫌韓」本とどう向き合い、どう考えたらよいのか。出版に携わる人々が東京都内でシンポジウムを開いて話し合った。「人を傷つける本を書店に置いていいのか」「対抗する本をきちんと出していくのが出版人の務めではないか」。さまざまな意見が出た。【青島顕】

 「嫌中」や「嫌韓」というタイトルのついた本や雑誌は、沖縄・尖閣諸島の国有化(2012年)で日中関係が悪化し、在日コリアンへの差別や憎悪をあおるヘイトスピーチが活発化するのと歩調を合わせるように続々と出版され、全国の書店で目につくようになった。隣国を快く思わない人びとから支持され、増刷を重ねる本もあった。

 やがて、こうした出版物に出版人が異議を唱える動きが出てくる。14年5月に河出書房新社の若手社員4人が、リベラルな立場の識者らに頼んで多様なジャンルの18冊を選んだ「今、この国を考える−−『嫌』でもなく『呆』でもなく」を呼びかけると、全国で200を超える書店がフェアを開いた。呼びかけた社員の一人は「対抗しようというわけではなく、さまざまな価値観を示したかった」と話す。

この記事は有料記事です。

残り1589文字(全文2070文字)

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 「五輪予算で都民の命救える」早期中止訴え 宇都宮氏が都知事選出馬会見

  2. 北九州市で5日連続の感染確認、計22人に 施設を臨時休館

  3. フジテレビ、「テラスハウス」打ち切り 木村花さん急死で

  4. 国民民主「10万円再給付を」「消費税5%に」追加経済対策案 

  5. 大阪モデル基準変更 吉村知事「誤解与えないため」、山中さん「信頼揺らぐ」

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです