夏休みにアルバイトを始める学生は多いが、違法な働かせ方をする事業者は少なくない。「ブラックバイト?」と感じても、適切な対応ができない実態もある。
●責任感につけ込む
東京都内の大学生の男性(20)は昨年秋、東京郊外のラーメン店で週2日働いたが、繁忙期は朝9時から6時間以上働いても休憩のないことが度々あった。労働基準法違反だと知っていたが「大学とは違う人間関係も大切にしたくて」言い出せず、半年後、勉強が忙しくなり辞めた。離れて住む親には話していない。
労働組合ブラックバイトユニオンには昨年約1500件の相談があった。飲食、小売り、塾などサービス産業が多く「休めない」「辞められない」との声が目立つという。
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