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怪獣が現れたら=二木一夫

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 霞が関、丸の内、赤坂、国立競技場、夢の島……。放映開始から今年で50年を迎えた初代ウルトラマンと戦った怪獣の出現場所は首都圏が圧倒的に多い。

 月刊誌「東京人」8月号の特集「特撮と東京」は「東京は世界一、怪獣に破壊された町である」と書いている。怪獣がビル街で暴れるシーンは、古い施設を取り壊して新しい建物をどんどんつくる高度成長期に合っていたのだろうか。

 関西は分が悪く、大阪城を壊す古代怪獣ゴモラが登場するぐらいだ。大阪万博に展示するため南太平洋の島で生け捕りにされたゴモラは空輸中に麻酔が切れて落ち、大阪の市街地に現れる。1970年の万博開幕を控えた大阪は活況に沸いていたが、怪獣の襲撃地の数からも、半世紀前から東京一極集中が進んでいたことがうかがえる。

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