メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

シネマの週末・この1本

後妻業の女 凄惨さを大阪弁で包み

 社会の寄生者たちを描きながら、きっちりと現代社会をえぐり出し、ゾッとするような欲望の発露を諧謔(かいぎゃく)の衣で包んで提示する。これほど愉快なピカレスク映画を、日本でもまだまだつくれるのだ、と驚いた。

 大阪の結婚相談所が主催するパーティーで、独身の老人たちを前に淑女然と振る舞う小夜子(大竹しのぶ)。彼女に魅了された80歳の中瀬耕造(津川雅彦)は結婚するが、耕造が亡くなると、小夜子は耕造の娘、朋美(尾野真千子)らに「遺言公正証書」を突き付け、全財産の相続を主張する。朋美の依頼で探偵、本多(永瀬正敏)が調査すると、小夜子と相談所所長の柏木(豊川悦司)の周辺で、老人たちが次々と不審な死を遂げていることが分かる。

 離婚や配偶者の死で独身となった高齢者たちの婚活がブームだという。女性の社会進出が一般的ではなかった…

この記事は有料記事です。

残り988文字(全文1346文字)

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 名阪国道、奈良知事が異例の有料化要望 トラック流入で事故や渋滞多発

  2. TBS、やらせあった「消えた天才」「クレイジージャーニー」放送終了

  3. セブン「24時間」縮小、時短営業を本格実施 加盟店に指針配布

  4. 死因は脳挫滅 生きたまま東尋坊転落か 滋賀トランク監禁事件

  5. 40代後半「就職氷河期」支援なぜダメなの? 非正規、若年層より多いのに

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです