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今週の本棚

若島正・評 『人生の真実』=グレアム・ジョイス著

 (創元海外SF叢書・2700円)

破壊と復興に重なる死と生のサイクル

 二〇一四年に亡くなるまで、二十年あまりのうちにヤング・アダルト向きのものも含めて二十冊近くになる独特の幻想小説を発表し、英国幻想文学大賞受賞六回、世界幻想文学大賞受賞一回と、その実力が充分に認められていた英国作家グレアム・ジョイスは、不幸なことに本邦では長篇『鎮魂歌(レクイエム)』一冊しか翻訳されていなかった。今回翻訳紹介された『人生の真実』は、その不幸を一気に拭い去ってくれるかもしれない、彼の代表作の一つであり、圧倒的な傑作である。

 世界幻想文学大賞を受賞したこの作品の、どこが「幻想文学」なのかと訝(いぶか)しがる読者もきっといる…

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