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SUNDAY LIBRARY

木村 衣有子・評『パンラボ&comics』パンラボ/編

◆『パンラボ&comics 漫画で巡るパンとテロワールな世界』パンラボ/編(ガイドワークス/税抜き1389円)

 秋の発行を予定している新刊『コッペパンの世界』(仮題)の写真選びや文字直しもいよいよ大詰めだ。そんなこともあり、パンの本の動向を注視している。あるパン屋さんは、パンがよく売れるのは気温が5℃以上25℃以下の季節、と言っていたが、この暑い夏のあいだも、書店のパン本の棚は賑(にぎ)わっていた。二次元のパンには暑さなど関係ないのかも。その中の一冊が『パンラボ&comics』だ。6人の漫画家たちがパンのある生活を描く。画風はさまざま、パンもいろいろだ。サブタイトルにある「テロワール」とはフランス語で「土地の味」の意だから、京都のビーフカツサンド、福岡の明太パンなど、あちらこちらの、その土地らしい一品が揃(そろ)い踏み。

 表紙画も描いている堀道広さんの漫画は、やはり読み応えがある。「さすらいのクロックムッシュ氏」がパン屋さんの歴史を一軒ごとにつぶさにたどるシリーズだ。とりわけ、横須賀のポテチパンの話がよかった。父が興した店を守る次男と、長年のスナック経営を経て実家に戻ってきた長男の物語である。次男は、クロックムッシュ氏に、こう言う。

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