台風10号

局地的に猛烈な雨 北海道で1時間に90ミリ

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空知川の堤防が決壊して浸水した道路を、ロープを通して慎重に通過する消防関係者ら=北海道南富良野町幾寅で2016年8月31日午前9時59分、手塚耕一郎撮影
空知川の堤防が決壊して浸水した道路を、ロープを通して慎重に通過する消防関係者ら=北海道南富良野町幾寅で2016年8月31日午前9時59分、手塚耕一郎撮影

岩手・岩泉町、1時間に70.5ミリを観測

 気象庁によると、台風10号の通過に伴い、北海道や東北を中心に局地的に猛烈な雨が降り、北海道富良野市や南富良野町では1時間に約90.0ミリを記録したほか、岩手県宮古市や久慈市で同80.0ミリ、北海道伊達市では同70.0ミリを観測した。高齢者グループホームで9人の死亡が確認された岩手県岩泉町では29〜30日の積算雨量が8月の1カ月分の平均を大きく上回る248.0ミリを記録した。

 台風10号が岩手県に上陸した30日夕方ごろ、岩泉町の1時間の降水量は70.5ミリを観測した。気象庁は岩手県を中心とした記録的な大雨について、台風10号が東北地方沿岸に直接上陸したことが原因と指摘。台風が勢力を保ったまま海上から直撃したことで、強い雨雲が東から西に流れて大雨を降らせたという。

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