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ひまわりEYE

気象庁は2015年7月、世界最高水準の能力を持つ「ひまわり8号」の運用を始めた。情報通信研究機構(NICT)、千葉大環境リモートセンシング研究センターと共同で、防災・減災の願いを込め、地球と大気の現象を、高精細なひまわり画像で紹介する。

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台風、前例ない進路で

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29日午前11時のひまわり8号の赤外画像。台風10号の渦が日本海の寒冷渦に伴う雲とつながっている
29日午前11時のひまわり8号の赤外画像。台風10号の渦が日本海の寒冷渦に伴う雲とつながっている

 台風の動きが特異な夏だった。1号の発生は7月3日と過去2番目に遅く、8月後半に上陸が4個となり、平年の1年間の上陸数(2・7個)を上回った。真っすぐ北上したり、反転した後に観測史上初めて東北の太平洋側に上陸したりと前例のない進路をとり、台風10号では広い地域で浸水被害と多数の死者が出る事態となった。

 原因の一つは太平洋高気圧の弱さだ。平年の8月は日本近海は高気圧の支配下で下降気流が強く、熱帯低気圧や台風は西へ回る。しかし今年は高気圧が北東に寄り、南海上への影響力を失っていた。

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