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政党幹部のお仕事の巻

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政党幹部のお仕事の巻
政党幹部のお仕事の巻

幹事長、総務会長、政調会長が「党三役」 どんな役割?

スマ町で、八百屋、魚屋、肉屋が言い争っています。
商店街組合の運営で意見の食い違いがあるとか。
魚屋は「幹事長の自分に任せろ」と言って聴きません。
幹事長だの総務会長だの、自民党みたいですね。

ところで、自民党の幹事長がどんな仕事をしているか知っていますか?

党のトップは「総裁」ですが、衆院で多数を占める時には首相に指名されます。
総裁は行政府の長としての仕事に専念するので、党のトップとしての仕事を任されるのが幹事長なのです。
スマ町で、八百屋、魚屋、肉屋が言い争っています。 商店街組合の運営で意見の食い違いがあるとか。 魚屋は「幹事長の自分に任せろ」と言って聴きません。 幹事長だの総務会長だの、自民党みたいですね。 ところで、自民党の幹事長がどんな仕事をしているか知っていますか? 党のトップは「総裁」ですが、衆院で多数を占める時には首相に指名されます。 総裁は行政府の長としての仕事に専念するので、党のトップとしての仕事を任されるのが幹事長なのです。
一方、自民党には「副総裁」もいます。党ナンバー2はどちらなのでしょうか?

党則5条には、「副総裁を置くことができる」と記されています。
副総裁は置いても置かなくてもいいのです。
一方、7条には「幹事長1名を置く」などと書いてあります。
副総裁の仕事は総裁の補佐なので、こちらがナンバー2と言えるでしょう。

会社にたとえると、運営責任者の幹事長が「社長」。
対外的な役割をする総裁は「会長」で、副総裁は「相談役」といったところです。

幹事長はどのような仕事をするのでしょうか?

献金や政党交付金の分配に党内外の人事など、
党の代表としてテレビに出演して他党と討論することもあります。

一番大事なのは選挙で勝つことです。
選挙資金の差配や党公認候補の決定も幹事長が行います。
一方、自民党には「副総裁」もいます。党ナンバー2はどちらなのでしょうか? 党則5条には、「副総裁を置くことができる」と記されています。 副総裁は置いても置かなくてもいいのです。 一方、7条には「幹事長1名を置く」などと書いてあります。 副総裁の仕事は総裁の補佐なので、こちらがナンバー2と言えるでしょう。 会社にたとえると、運営責任者の幹事長が「社長」。 対外的な役割をする総裁は「会長」で、副総裁は「相談役」といったところです。 幹事長はどのような仕事をするのでしょうか? 献金や政党交付金の分配に党内外の人事など、 党の代表としてテレビに出演して他党と討論することもあります。 一番大事なのは選挙で勝つことです。 選挙資金の差配や党公認候補の決定も幹事長が行います。
党三役には、他にも政調会長と総務会長があります。

政調会長とは、党が政策として採用する法案の内容を決める「政務調査会」の会長のことです。

国会の質問の準備や各種団体からの予算要望の聴取など、政調会長は政策のプロというわけです。
政務調査会で審議した法案は、党の議決機関である総務会で正式に決定します。

では、総務会長の方が政調会長よりも偉いのでしょうか?
単純には言えませんが、総務会は全会一致が慣例なので、
党内での根回しができるベテランが総務会長を務めることが多いです。
党三役には、他にも政調会長と総務会長があります。 政調会長とは、党が政策として採用する法案の内容を決める「政務調査会」の会長のことです。 国会の質問の準備や各種団体からの予算要望の聴取など、政調会長は政策のプロというわけです。 政務調査会で審議した法案は、党の議決機関である総務会で正式に決定します。 では、総務会長の方が政調会長よりも偉いのでしょうか? 単純には言えませんが、総務会は全会一致が慣例なので、 党内での根回しができるベテランが総務会長を務めることが多いです。
党三役は総裁が決めます。

内閣の発足や改造時に閣僚と併せて決めることが多いです。
首相が自分の求心力を高めるため、各派閥の力関係を考慮して起用します。

重要ポストに就けば党内で地位や権威も上がるので、将来は総裁の椅子も視野に入るかもしれません。
2016年8月の人事では、
幹事長を二階堂派の二階堂俊博氏、
政調会長を額賀派の茂木敏充氏、
総務会長を細田派の細田博之氏と、
各派の重鎮をバランスよく取り入れました。
ちなみに野党も三役を置いていて、共産党の場合は委員長・書記局長・副委員長となっています。
この場合、書記局長が幹事長に当たります。

ところで八百屋・魚屋・肉屋の3人は何をもめていたのでしょうか?
どうやら組合に新しく「青果会長」を作るかどうかで意見の食い違いが起きていたようですね。
どうなることやら……。
党三役は総裁が決めます。 内閣の発足や改造時に閣僚と併せて決めることが多いです。 首相が自分の求心力を高めるため、各派閥の力関係を考慮して起用します。 重要ポストに就けば党内で地位や権威も上がるので、将来は総裁の椅子も視野に入るかもしれません。 2016年8月の人事では、 幹事長を二階堂派の二階堂俊博氏、 政調会長を額賀派の茂木敏充氏、 総務会長を細田派の細田博之氏と、 各派の重鎮をバランスよく取り入れました。 ちなみに野党も三役を置いていて、共産党の場合は委員長・書記局長・副委員長となっています。 この場合、書記局長が幹事長に当たります。 ところで八百屋・魚屋・肉屋の3人は何をもめていたのでしょうか? どうやら組合に新しく「青果会長」を作るかどうかで意見の食い違いが起きていたようですね。 どうなることやら……。

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