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山崎正和・評 『大災害の時代−未来の国難に備えて』=五百旗頭真・著

 (毎日新聞出版・2376円)

 歴史を振り返ると、日本には大地震が連発する時期、いわば地震の活性期が何度となくあった。八世紀の貞観地震から仁和地震にいたる時代をはじめとして、一六〜一七世紀の天正・慶長地震群、一九世紀の安政地震を挟む活性期など、その頻度は数えきれない。そして今、阪神・淡路大震災を皮切りに、改めて日本は「大災害の時代」に入ったのではないかと憂慮して、著者はこの本を書いた。

 著者はみずから阪神・淡路大震災の被災者であり、当時は神戸大学教授として復興に貢献し、現在も震災を記念して創立された研究機構の理事長を務めている。また東日本大震災では政府の要請を受けて、復興構想会議議長として力を尽くしたうえ、熊本地震でも、縁あって復旧・復興有識者会議座長の重責を負っている。「大災害の時代」の到来を直観し、その実像を究明するうえで、これほど適格な人材はほかにないだろう。

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