バングラデシュ支援

福岡発のソーシャルビジネス軌道に

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ダッカのプログラミングスクールで学生に授業内容などを説明する井原さん(左)=井原さん提供
ダッカのプログラミングスクールで学生に授業内容などを説明する井原さん(左)=井原さん提供

 バングラデシュの無職の若者にコンピューターのプログラミングを教え、同国の失業対策につなげる福岡発の「ソーシャルビジネス」が軌道に乗りつつある。福岡市出身の会社経営者の男性らが首都ダッカで昨年スタートさせたプログラミングスクールには同国内での期待や関心も高まっている。

 プログラミングスクールのアイデアは、福岡市中央区でバングラデシュカレー店を営みながら、母国の無医村に病院を建てるための支援活動をしているズルフィカル・ハイダルさん(45)と、ハイダルさんの店の常連客で同市出身の会社経営、井原啓登(ひろと)さん(50)=横浜市在住=の間で生まれた。きっかけはハイダルさんから聞くバングラデシュに興味を持った井原さんが2年前に同国を訪れたことだった。

 街には職を持たない若者があふれていた。「彼らのために何かできないか」。そう思ったのは父親を中学生で亡くし、裕福でない家庭で育った自らの境遇と重なったからだ。九州大を卒業し、銀行に就職した井原さんは「母のお陰で学ぶ機会を得て、今の生活を築けた」と語る。

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