- ツイート
- みんなのツイートを見る
- シェア
- ブックマーク
- 保存
- メール
- リンク
- 印刷

新潟県佐渡市で放鳥された国特別天然記念物のトキが本州で唯一、石川県輪島市にすみ着いている。これまで姿を見せた北陸各地では愛称を付けられてきたが、命名と前後して他へ居場所を変えてしまう“ジンクス”もある。輪島市は特段の対応をせず、静かに見守っている。
毎日新聞は同市内に住む愛好家の60代男性からトキの写真の提供を受け、環境省佐渡自然保護官事務所(佐渡市)に確認を求めた。その結果、個体識別用の足輪から、中国産のペアから人工ふ化で生まれた11歳の雌と分かった。2008年9月、他の9羽とともに放鳥されたという。
同事務所や男性によると、輪島市には昨年5月ごろからすみ着き、最近は宅地が混在する郊外の田畑に姿を見せたり、付近の川で小魚を捕ったりする様子が頻繁に目撃されている。
この記事は有料記事です。
残り632文字(全文969文字)