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大空へ再び~コウノトリ・トキ・アホウドリ~

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トキ

本州で唯一定着 石川・輪島市民が静かに見守る理由

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川から飛び立とうとするトキ=石川県輪島市で2016年7月24日、住民撮影
川から飛び立とうとするトキ=石川県輪島市で2016年7月24日、住民撮影

 新潟県佐渡市で放鳥された国特別天然記念物のトキが本州で唯一、石川県輪島市にすみ着いている。これまで姿を見せた北陸各地では愛称を付けられてきたが、命名と前後して他へ居場所を変えてしまう“ジンクス”もある。輪島市は特段の対応をせず、静かに見守っている。

 毎日新聞は同市内に住む愛好家の60代男性からトキの写真の提供を受け、環境省佐渡自然保護官事務所(佐渡市)に確認を求めた。その結果、個体識別用の足輪から、中国産のペアから人工ふ化で生まれた11歳の雌と分かった。2008年9月、他の9羽とともに放鳥されたという。

 同事務所や男性によると、輪島市には昨年5月ごろからすみ着き、最近は宅地が混在する郊外の田畑に姿を見せたり、付近の川で小魚を捕ったりする様子が頻繁に目撃されている。

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