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がん大国白書

第3部 AYA世代の試練/1(その1) 職失う若い患者 企業の理解乏しく

 「会社にもう少しがん患者への理解があったら、続けていられたのですが」。東海地方に住む産業カウンセラーの田中孝憲さん(42)は寂しげな表情で、かばんから紙を取り出した。33歳の時、がん治療のため退職に追いやられた田中さんが、失業保険を申請したときの書類のコピー。退職理由の欄には「休職期間満了」と記されていた。

 機械系エンジニアとして働いていた田中さんが下腹部に痛みを感じたのは2007年1月。3カ月後に精巣がんと判明した。すぐに手術したが、8月にリンパ節への転移が見つかった。10月から抗がん剤治療を始めるため、田中さんは休職することになった。

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