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がん大国白書

第3部 AYA世代の試練/1(その2止) 病後の就職、高い壁

高校3年で白血病になるも治療を乗り越え、現在営業マンとして働く熊耳宏介さん=東京都港区の新橋駅前で2016年8月、北山夏帆撮影

 

 がんになった10代半ばから30代のAYA(思春期・若年成人)世代が直面する就労の「壁」。仕事を続ける難しさをうかがわせるデータがある。国立がん研究センター中央病院(東京都中央区)のがん専門薬剤師の文(ぶん)靖子さんらが、昨年8月から今年3月の間に入院していた若い社会人のがん患者25人を調べた結果、診断前と比べ診断後の就労率が3分の2になった。詳しい理由は不明だが、文さんは「体力が低下するなどして希望の職場に戻れなくなったり、会社の都合で辞めたりする人もいるのではないか」と指摘する。

 一方、「仕事を続ける自信がなく、辞めてしまった」と話すのは、29歳で乳がんと診断された千葉県市川市の浜島明美さん(43)だ。診断の4カ月前に離婚したばかり。6歳の長女と4歳の長男を抱え、フルタイムで仕事をしていた。「飲酒や喫煙もせず、食生活も気をつけていた。『20代の自分がなぜ』と受け入れられず、真っ暗闇にいる感覚だった」という。

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